こらむ

 

久しぶりに読んだピアノ演奏のサスペンス本、さよならドビュッシーの批評

私は普段あまり本を読まないのですが、
ピアノの先生に、面白いよー、と勧められ、さよならドビュッシーというピアノ演奏サスペンス系の本を読みました。

 

批評を書こうと思うのですが、先に感想をを言ってしまいますと、
面白かったです!

 

夢中になって一気に最後まで読んでしまいました。
衝撃のどんでん返しのラスト、個人的にはそのどんでん返しが読めなくて驚きで楽しめました。

 

主人公の女子高生、香月遥が死にいたる大やけどから復帰し、
プロのピアニスト岬洋介と一緒に、演奏の感覚を取り戻しながらアサヒナ・ピアノコンクールを目指す話しです。

 

そして、12億円もの遺産を受け継いだ香月遥を狙う身内の何者か、
先が気になる、先を読ませる推進力をしっかりもっているストーリーでした。

 

 

なんと言っても、出てくるキャラクターが魅力的で、
岬洋介先生が最高ですね!

 

イケメンで頭がよく、ピアノの演奏技術が突出している。
先や心を読んでその時その時、何が必要かを伝えて導いてくれる。

 

私も岬洋介先生のピアノレッスン受けたいと思いました(笑)

 

そしてこの先生が全ての謎を、先生の能力で、解き明かして行くため、
この本の魅力=岬先生 見たいな感じになっている気もしますが・・・。

 

 

個人的には、香月 研三という、主人公の叔父さんで、ニートで30才半ばで漫画家志望という残念キャラが好きでした(笑)
プライドばかり高くて結果を出せなく現実を見ていない周りを困らせる残念キャラではありますが、
会話の端々に見える不器用ながらの思いやりや、人として大切な部分が見えるところが好感持てました。

 

まあ、ニートなので、遥の遺産を狙う容疑者として真っ先に疑われてしまうとは思うのが悲しいですが(笑)

 

もう一つ、この本で良いなと思ったことですが、
クラシックの曲を聴きたくなることですね!

 

例えば、ドビュッシーの月の光、
リストの超絶技巧練習曲 第四番マゼッパや、
同じくリストのパガニーニによる大練習曲第三番・ラ・カンパネラ、
それらを演奏する時の表現の美しさや臨場感がはっきりと伝わる文章であるため、
聴きたくなるんです。

 

ピアノ演奏の本で、ピアノを聴きたくなる、
ラーメンの本でラーメンを食べたくなる、
そういう気持ちにさせるだけで、その本は半分以上成功している気がします。

 

ソードミュージックのピアノの先生にお礼を言って、
さよならドビュッシーをお返ししましたが、
自分用に購入しようかなと考えています。

 

それくらい素敵なピアノ演奏サスペンス本でした。